
健康な人は幸福度が高い傾向があることが分かっていますが、健康になるためにはどのような食生活をしたら良いのでしょうか。効果がよく分からないような健康食品があふれかえっていて、なかなか判断するのは難しいのではないかと思います。
それでは、現時点で体に良いとされている食事はどのようなものがあるのか、様残な研究結果により分かってきているので、そちらをご紹介します。
体に良い食材
医師である津川友介さんによると、体に良い食材としては、魚、野菜、ナッツ類、茶色い炭水化物、オリーブオイルなどは、病気のリスクを減らして健康になる可能性があるようです。
これらを多く含む、地中海料理が健康的といわれているのも納得です。
そのため、ダイエットをするのであれば、体重を減らすだけではなく、健康にも効果が見込める地中海ダイエットがかなりオススメです。
①魚
⇒心筋梗塞のリスクを下げる②野菜、果物
⇒心筋梗塞、脳卒中、糖尿病のリスクを下げる③茶色い炭水化物
⇒心筋梗塞、脳卒中のリスクを下げる④オリーブオイル
⇒脳卒中、がんのリスクを下げる⑤ナッツ類
津川友介(2018年)『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』東洋経済新報社.
⇒脳卒中、がんのリスクを下げる
ちなみに、体に良いものと体に悪いものの指標となるのは、食材の加工度だという説もあります。
私たちの遺伝子は、何万年もほとんど変わっておらず、食材そのものを食べることに最適化されていますが、科学技術や加工技術の発達により、昔には希少だった糖質や脂質は取りすぎになり、主な食材としてた果物、野菜、木の実などを食べなくなってしまっているということですね。
分かりやすく例を出すと、りんごは体に良く糖尿病リスクを下げる効果がありますが、ジュースにしてしまうと糖尿病リスクを上げてしまうなどです。加工することにより、食物繊維などの体に良い部分が取り除かれてしまうといった感じです。
健康に気を付ける食事を考えるなら、体に良い食べ物を増やすというよりは、なるべく加工食品をさけるといったことで、対応するのも良いかもしれません。
体に良い可能性がある飲み物
ちなみにですが、体に良い飲み物も有力なものが分かっています。
ズバリ、お茶やコーヒーは体に良いといわれています。
少数ですが、コーヒーには、糖尿病や死亡リスクを下げるという研究結果があります。また、緑茶には糖尿病リスクを下げる以外にも、記憶力の向上なども期待できるようです。
常飲する飲み物が体に良いのは、なかなかうれしいところですね。
①お茶
⇒糖尿病のリスクを下げる、記憶力の向上②コーヒー
⇒糖尿病のリスクを下げる、死亡率を下げる
まとめ
やはり、昔から言われている野菜や魚が健康に良いのは間違いなさそうです。
飲み物については、砂糖が入っているものはさけ、お茶やコーヒーを積極的にとるようにしたいところですね。
ここでは、体に良い食材を紹介しましたが、体に悪いものを食べない方が効果があるかもしれません。あわせて、加工食品を食べるのはなるべく控えるようにしましょう。
ちなみに、果物は100%であろうとジュースにすると糖尿病になりやすくなるようなので、飲みすぎにはご注意ください。
ぜひ、健康な食生活を目指しましょう!
本記事で参考にしている『 世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事 』という本は、科学的に実証されているエビデンスに基づいて体に良い食事が紹介されていますので、非常に信憑性の高い情報となっています。ぜひ、興味のある方は読んでみてください。
●参考文献
津川友介(2018年)『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』東洋経済新報社.
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