
初対面やあまり親しくない人と話す機会があると、「何を話したら良いのか全然わからない…」と沈黙になってしまったことのある方は多いと思います。
というのも、私自身、初対面の人だと緊張してしまって、何を話したら良いのか話題に困ってしまうことがあります。
この対策になんかないかなーと考えていたところ、初対面の会話は、共感できる内容が大切という情報が参考になったので、ご紹介したいと思います。

共感ネタを意識するだけで、会話のネタに困ることが激減するよ!(実体験)
初対面で会話が続かない理由
まず、初対面で会話が続かない理由について、整理をしておきましょう。
私の経験から思い返してみると、会話が続かない原因は、
①初対面での会話ネタ(とっかかり)
原因:相手の情報が無さすぎて、興味のありそうな話題がふれない
②初対面の人との会話のコツ(継ぎ)
原因:話題を振っても、その後に話を続けられるのか不安がある
特に、「とっかかりとなる会話ネタ」、「ネタを振った後の会話テクニック」の2つのスキルが絶望的に無いことが大きいように感じました。
逆にいえば、そこさえ頑張れば後はなんとかなりそうです!
初対面での会話ネタ
初対面での会話ネタは、ある程度万人受けをするものでないと、会話のとっかかりとしてうまくいかないので、まずは多くの人に共感を得やすい話題にする必要があります。
共感を得やすい話題が何かというと、ズバリ相手が経験していることや関わりのあるものです。
放送作家の美濃部達宏さんいわく「家族、学校、食・住、恋愛・仕事、芸能」についてはかなり共感を得やすいとのこと。
①家族
②学校(子供・学生時代の思い出)
③食・住
④恋愛・仕事(会社・お金)
⑤芸能
美濃部達宏(2016年)『なぜ、あなたの話はつまらないのか?』あさ出版
①家族
例えばですが、家族構成が似ていたり、うちの○〇(嫁、夫、兄弟)が良くこんな失敗をして~、といったように家族像がイメージできると、すごく親しみを感じやすくなります。
- 家族構成
- 家族の失敗談
- うちの家族だけの風習
家族あるあるなんかを話題にしても、結構面白いと思います。 会ってすぐというよりは、徐々にプライベートな話をするときに、重宝する話題です。
②学校 (子供・学生時代の思い出)
学生時代どんなことをやってたのか聞いてみると、意外とあるあるや共通点が見つかったりして距離が縮まったりすることも多いです。
- どんな部活に入っていたのか?
- 昔流行ったゲームを知っているか?
- 学生の時はどんなキャラだったのか?
特に同年代の人と話すときに、昔流行ったゲームなど、なつかしいものを話題に出すと会話が盛り上がることが多いです。
③食・住
この辺の話題がとっかかりとしては使いやすいです。
- 会社までは遠いのか近いのか?
- 普段は自炊するのか弁当を買っているのか?
- 好きな食べ物はあるのか?
ある程度、無難な会話を続けることが出来ます。
④恋愛・仕事
社会人同士であれば、仕事あたりが初対面の会話としては良いかもしれません。
- どんな仕事をしているのか?
- 残業など大変なことは多いのか?
- 彼女、彼氏はいるのか?(同性なら)
恋愛についは、同性なら問題ありませんが、相手が異性だとセクハラになる可能性もあるので、そこだけは気を付けてください。
⑤芸能
意外と好きな人が多いのが芸能です。
- 好きな俳優・女優は?
- 好きなドラマ、テレビ番組はあるか?
- 好きなYouTuberはいるのか?
今やテレビだけでなくYouTuberなどが好きな人も多いので、相手の年齢によって使い分けると良いと思います。
初対面の人との会話のコツ
初対面の人と会話を続けるコツとして、フォローアップクエスチョンという会話テクニックがあります。
簡単に説明をすると、 「相手の話したこと」+「質問」の形で会話を続け るというテクニックです。
具体的な例をだすと

好きなテレビ番組とかあるんですか?

ドラマを見るのが好きです。

「ドラマを見るのがお好きなんですね」+「どんなジャンルのドラマが好きなんですか?」
といった感じで、相手の回答を復唱してから、再度質問で深堀をするというテクニックです。相手の言葉を復唱するときに次の話題を考えられるので、実践しやすいです。
詳しくは以下の記事で紹介しているのでぜひチェックしてみてください。

まとめ
話題に困ってしまうという方は、家族、学校、食・住、恋愛・仕事、芸能について、積極的に話題に出してみると良いのではないでしょうか。
私の場合は、出会った最初の段階では、仕事、食・住、芸能あたりの話題をだして、もっと親しくなりたいと感じた時には、学校や家族の話題を出すようにしています。
話題を振るパターンを事前に決めておくことで、一番最初の話題に困ることは激減したので、ぜひとも試してほしいです。各話題について一つづつぐらい、テンプレのネタを考えておくともっと使いやすくなりそうです。
話題を振った後は、フォローアップクエスチョンというテクニックで会話を続けていけば、ある程度対応は出来るはずです。
もちろん、練習は必要になりますので、親しい人と話すときから意識してみると良いでと思います。
●参考文献
美濃部達宏(2016年)『なぜ、あなたの話はつまらないのか?』あさ出版
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