
みなさんはHSPという言葉を知っているでしょうか。
簡単にいうと「とても敏感な人」という意味です。
HSPの人は、繊細なことが特徴で、内向的なタイプの人が多いです。
私は、すぐ疲れてしまうこと、社交的になれないことで悩んだりしていましたが、HSPの特徴を知ることでいくぶん生き方が楽になりました。
内向的で悩んでいる人は、ぜひHSP診断をしてみてはどうでしょうか。
HSPとは?
HSPとは(Highy Sensitive Person)の略で、生まれつき周りの刺激に敏感な人を指しています。
刺激に敏感であるがゆえに、人から言われたことを気にしすぎたり、少しのことで落ち込んだりすることがあります。
5人に1人がHSPと言われており、環境に適用するのが難しく、悩みを抱えている人も多いようですね。
HSPの特徴
日常で感じやすいHSPの特徴としては、以下のようなものがあります。
程度の問題もありますが、思い当たる人は多いのではないでしょうか。
- 知らない人といるとすぐ疲れてしまう
- 騒がしいところがとにかく苦手
- 小さい音や少しの光にも反応してしまう
- 考えが頭の中をぐるぐる回る
- 不安や恐怖を感じやすい
- 自尊心が低い
HSP診断
正確なHSPの診断には、多くの質問に回答する必要があるのですが、以下のサイトを利用すると簡単にチェックをすることができました。
こういうサイトがあるのは、ありがたいことですねー。
HSPの強み、弱みなども掲載されています。
抱えやすい問題
心理療法士のイルセ・サンによると、HSPの人は問題を抱えやすいとのこと。
繊細な性格ゆえに、完璧であろうとしたり、少しのことで不安や恐怖を感じたり、自分の感情を伝えられなくなったりするようです。
こちらについては、HSPの特性で気にしすぎているだけということを理解して、楽観的な考え方をしていくことが大切ですね。
①自分自身に高度な要求をしてしまう
②罪悪感と羞恥心に苛まれてしまう
③恐怖を感じ、憂鬱になりやすい
④怒りをうまく放出できない
HSPの能力
イルセ・サンによると、HSPにも強みとなる能力があるとのこと。
社交性がないなどの弱みばかり注目されがちですが、環境さえ合っていれば能力を有効活用することが出来るようです。
①一度に多くの情報を吸収できる
②音やのいなどの微細な違いも察知できる
③ゆっくり、深く多角的に考えられる
④とても慎重で、危機管理能力が高い
⑤共感力が高く、気配り上手
⑥誠実で、責任感がある
⑦想像力が豊かで、内的生活が充実している
まとめ
HSPの診断結果はどうだったでしょうか。
もしHSPであったのなら、小さいことを気にしやすいのは、生まれ持った特徴だということを理解して、楽観的に考えるようにしていきましょう。
HSPにも強みとなる能力がありますが、せかせか急がされれたり、ノルマが厳しいような職場だと能力の発揮しようもありません。
技術職や研究職のような、ある程度ゆとりをもって考えられる環境だと力を発揮できそうですね。
HSP診断をすることで自分を知ることのきっかけにして頂ければと思います。
●参考文献
イルセ・サン,枇谷玲子 (2016)『鈍感な世界に生きる 敏感な人たち』ディスカヴァー・トゥエンティワン
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