
ビッグ・ファイブ(特性5因子モデル)というものをご存知でしょうか。
心理学では、性格をあらわす指標として一般的に使われているようで、「真面目さ」が高いほど年収が高い傾向があるといった、性格による傾向を示すときなんかにも使われていたりします。
ビッグ・ファイブを診断することで、正確に自分の特性を知ることができます。
科学的に有効だといわれている数少ない性格診断なので、ぜひ試してみてください。

心理学の分野ではよく使われていて、他の性格診断よりも信頼性が高いよ!
ビッグ・ファイブとは?
ビッグ・ファイブ(特性5因子モデル)とは、5つの特性により性格をはかるための理論です。
「開放性」、「真面目さ」、「外向性」、「協調性」、「精神的安定性」の5つの特性がどれだけ高いかによって、その人がどんな性格かを判断できるようになります。

人の性格をはかるための指標として、心理学では一般的に用いられており、性格をはかるためのテストとしては、一番信頼性が高いといわれています。
ビッグ・ファイブの特性因子
ビッグ・ファイブでの5つの特性の意味は以下のようになります。
「開放性」、「真面目さ」、「外向性」、「協調性」、「精神的安定性」それぞれに、特徴があることが分かると思います。
〇開放性
定義:新たな美的、文化的、知的な経験に開放的な傾向
側面:好奇心、想像力、審美眼〇真面目さ
定義:計画性、責任感、勤勉性の傾向
側面:自己規律、粘り強さ、熟慮〇外向性
定義:自分の関心や精力が外の人や物に向けられる傾向
側面:積極的、社交性、明るさ〇協調性
定義:利己的ではなく協調的に行動できる傾向
側面:思いやり、やさしさ〇精神的安定性
引用:鶴光太郎(2018)『性格スキル 人生を決める5つの能力』祥伝社
定義:感情的反応の予測性と整合性の傾向
側面:不安、いらいら、衝動が少ない
ビッグ・ファイブ診断で何が分かるの?
ビッグ・ファイブ診断をすることで、研究により明らかになっている性格による統計結果を知ることが出来ます。
例えば、以下のようなことが研究により分かっています。
- 「真面目さ」が高い人ほど年収が高い
- 「開放性」、「協調性」、「精神安定性」が高いほど寿命が長い
- 「真面目さ」、「協調性」が高いと犯罪率が低い
- 「真面目さ」、「開放性」が高いと学歴が高い
こういった研究結果を踏まえて、自分にどの特性が必要なのかという参考にもなります。
あくまでも統計的な結果ですので、個人による差があることには注意してください。
ビッグ・ファイブの特性は変えられる?
ちなみにですが、ビッグ・ファイブの特性は変えることができます。
例えば、幼い子供が好きな本を読めるような環境にいると、「開放性」などが高くなる可能性があるとのこと。また、「協調性」、「精神安定性」、「真面目さ」については、大人になっても大きく伸ばせることが分かっているので、診断結果が全てというわけではありません。
ビッグ・ファイブ診断(WEB)
ビッグ・ファイブ診断については、「こころの翼」というサイトで簡単に診断ができるようにされていました。
48問の質問に答えると結果を確認することができます。
意外とすぐに答えられるので、ぜひ試してみてください。
ビッグ・ファイブ診断(アプリ)
スマートフォンやタブレットから診断をしたい場合は、アプリの方が使いやすいかも知れません。
ビッグ・ファイブ診断アプリとしては、メンタリストのDaiGoさんが監修している「超性格分析」というものがあります。
相性診断なども可能なので、エンタメ感覚で楽しみたい方はこちらがオススメです。
iOS、Androidのどちらにも対応しています。
・iOS対応版
・Android対応版
まとめ
さて、ビッグ・ファイブテストの診断結果はどうでしたでしょうか。
科学的にも信頼性のあるものなので、自分を知ることに役立てて頂けたのなら幸いです。
ちなみに、診断結果自体が絶対というわけでは無く、結果をもとにどの性格スキルを伸ばすのかが重要となります。
年収を上げたいという目標があるのなら、事に粘り強く取り組む or 納期を厳守する⇒真面目さを上げる、といった目標を立てるのも良いかもしれません。
性格スキルは大人でも伸ばすことができるので、諦めたりせずに頑張っていきましょう!
もっと詳しくビッグファイブについて知りたい方は、参考文献の本を読んでみてください。もっと、詳しい説明があります。
●参考文献
鶴光太郎(2018)『性格スキル 人生を決める5つの能力』祥伝社
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