
みなさんは、自分がどんな時に幸せを感じているのか把握しているでしょうか。
美味しいご飯を食べた時、恋人や友達と過ごしている時、給料をもらった時、幸せを感じる瞬間は人それぞれだと思います。
ただ、特別なことが無ければ幸せを感じていないのでしょうか?
もちろん、そんなことはありません。
人は些細なことでも、幸せを感じていたりするものです。
些細な幸せに気付くための方法としては、その日が幸せだったかをカレンダーに記録するというカレンダーまるばつ法がオススメです。

自分がどんな時に幸せを感じているのか分かるよ
カレンダーまるばつ法のやり方
カレンダーまるばつ法のやり方については、以下の①~④までの手順を毎日くりかえすだけです。
②一日の終わりに今日はいい日だったか振り返る
③以下のようにどんな日だったかを記号で記入する
幸せな日:〇、不幸せな日:✕、中ぐらいな日:△
④理由も簡単に書く
単純なやり方で良いですねー。
理由が書くのが面倒な方は、〇、✕、△だけでも問題ありません。
カレンダーまるばつ法の効果
①幸せを感じる傾向が分かる
毎日振り返ることで、どんなことがあれば、幸せを感じているのかを把握することができます。
人と会った日に多く〇がついていれば、人間関係を大事にしているということになりますし、自然に感動したというときに〇がついていれば、自然が好きということが分かります。
- 人と会った日に〇が多い
- 何かをしてもらった日に〇が多い
- きれいなものを見たときに〇が多い
- 感謝されたときに〇が多い
- スポーツや趣味をした日に〇が多い
こういった、傾向を把握することで、幸せを感じるための行動を意識的に増やしていけます。
より、幸せに近づけそうな気がしますね。
②不幸を感じる傾向が分かる
幸せを感じることとは逆に、不幸を感じることも把握することができます。
不幸を感じることとして、
- 特定の相手とかかわっているとき
- 人間関係がうまくいっていないとき
- 仕事がうまくいっていないとき
などが把握できて入れば、それを避けることもできるし、よりいっそう力を入れていくといった対応も出来るようになります。
③何気ない幸せに気づくようになる
カレンダーに書く判断材料とするため、幸せに気がつくようになっていきます。
例をあげてみると、
- 通勤途中に見かけた花がきれいだった
- 仕事を同僚が手伝ってくれた
- 他の人にうまく仕事を教えることができた
- セールで安く買い物ができた
などの日常の何気ないことでも、幸せを感じていることを実感できます。
続けていくと、意識しなくても幸せを探すようになるはずです。
④幸福度が上がる
一日の終わりに良かったことを振り返ることで、幸せを感じることができます。
終わりよければ全てよしという言葉があるように、一日の終わりに幸せだったことを思い出すことで、メンタルが改善する可能性があります。
また、感謝日記を書くと幸福度が上がるという研究結果もありますので、同様の効果が得られるかもしれません。
まとめ
カレンダーまるばつ法を試してみようという気持ちになりましたでしょうか?
私も実際に試してみましたが、友達と会った時、本を読んで有益な情報を見つけた時、人の役に立った時などに〇が多かったので、そちらに時間を使うようにしています。
一番効果を感じたこととしては、何気ない幸せに気づくようになるというところです。
普段から夜の〇✕評価を意識するようになるため、
- 他人がしてくれたことに感謝する
- お返しの行動をする
- 自然に目を向けるようになる
など普段の生活から意識が変わり始めました。
やってみると意外と面白いので、ぜひ試してもらえればと思います。
●参考文献
前野隆司(2013)『幸せのメカニズム 実践・幸福学入門』講談社
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