
みなさんは、物欲が強い方でしょうか。
なんとなく、物欲が強いかもと思っている方でも、実際どれほどなのか分かっている人は少ないのではないかと思います。
あまりにも物欲が強すぎると、お金を追い求めるあまり時間や人間関係を軽視してしまい、幸福度が下がってしまうこともあるようです。
物欲だけにとらわれないよう、気をつけていきたいものですね。
それでは、自分の物欲がどれぐらいなのか診断をしてみましょう。
物欲診断
さっそくですが、物欲の診断方法について説明します。
物欲の診断方法には、心理学者である、ソニア・リュボミアスキーが開発した診断方法を使います。
まず、下記の質問事項に対して、それぞれ1~5の点数をつけていってください。
1:まったく当てはまらない
2:当てはまらない
3:どちらともいえない
4:当てはまる
5:大いに当てはまる
①高価な家や車や服を持っている人に憧れる
②自分がもっている物によって、成功の程度がかなりわかると思う
③人々があこがれる物をもつのが好きだ
④物を多く持たず、できるだけ人生をシンプルにしようと努力している
⑤物を買うと喜びがたくさん得られる
⑥贅沢をたくさんしたい
⑦いまもっていないものが手に入れば、私の人生はもっとよくなるだろう
⑧もっと多くの物を買える余裕があれば、もっと幸せになれるだろう
⑨ほしい物をすべては買えないので、イライラするときがある
質問に点数をつけ終わったでしょうか。
それでは、④の項目だけ、点数を書き換えてください。
1なら5、2なら4、3なら3、4なら2、5なら1に書き換えます。
そのあと、全ての項目を足して合計した値を出してください。
こちらの合計値が、物欲の強さを表す点数となります。
物欲の強さの確認
物欲をはかった研究での一般的な得点は、26.2点だったとのことです。
こちらより高い27点以上であれば、平均より物欲が高いことになります。
また、36点以上になると上位20%の物欲になるとのこと。
あまりにも高すぎるようだと、お金を追い求めすぎたりする傾向が出てくるので、少しだけ気を付けた方が良いかもしれませんねー。
まとめ
物欲の診断結果はどうだったでしょうか。
物欲があることは、物を手に入れるためのやる気にもつながったりするので、決して悪いことではありません。
しかしながら、いくつか問題もありまして、
- 手に入れても、もっと高いものが欲しくなってしまう
- 物を買っても幸せは長続きしない
ということなどがあります。
せっかく新しい物を手に入れても、慣れてしまってもっと高い物が欲しくなると、際限なくお金を使ってしまうことにもつながります。
平均よりもかなり高い数値になった方は、お金や物以外の交友関係や経験などに目を向けるようにしてみてはいかがでしょうか。
もしかすると、お金を追い続けるよりも、そちらの方が幸せにつながるかもしれません。
●参考文献
ソニア・リュボミアスキー、渡辺誠、金井真弓(2014)『人生を「幸せ」に変える10の科学的な方法』日本実業出版社
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