
働いていて強いストレスを感じている人は多いのではないでしょうか?
現代社会では、仕事の質も量も求められるため、過度な負荷がかかることにより、ストレスため込んでいる人も多いと思います。
自分だけが多くのストレスを感じていると捉えがちではありますが、実際にはどれぐらいの人がストレスを感じているのでしょうか。
こちらについて、厚生労働省の「平成28年 労働安全衛生調査(実態調査)」にて、調査結果が公開されていたので、ご紹介しておきます。
仕事でストレスを感じている人の割合は?
労働安全衛生調査によると、ストレスを感じている労働者の割合は、平成28年で59.5%となっており、約6割の人が強いストレスを感じているそうです。

これまでの推移を見ていると平成25年には約52%まで減少したようですが、平成27年、平成28年と直近のデータでは増加傾向にあるようです。
働き方改革により、ここ数年の労働時間は短くなっている気がするのですが、ストレスを感じている人は増えているというのは意外な結果です。
もしかすると、残業規制は厳しくなったのに、仕事量は減らないという問題もあるのかもしれませんね。
仕事でストレスを感じる要因は?
約6割の人がストレスを感じていることは分かったのですが、どういったことが原因でストレスを感じているのでしょうか。
こちらについては、仕事の質・量が53.8%、仕事の失敗、責任の発生等が38.5%、対人関係が30.5%となっており、仕事の質や量、責任といった仕事内容によるストレスが多い傾向があるようです。

平成24年の調査結果では、対人関係が41.3%と高かったのですが、ここ数年で仕事内容にストレスを感じる人が増えているようです。
対人関係の問題が減ったから、相対的に仕事内容のストレスが増えたのか、単純な仕事の質や量に関する問題が増えたのかは、判断が難しいところです。
ストレスを感じたらどうすれば良い?
約6割の人がストレスを感じているということは、そもそも働く上でストレスを感じないのは難しいことだと分かります。
急に職場を変えるといった対応も難しいため、いかにストレスを解消するかが重要になります。
効果的なストレス解消法としては、
- 運動をする
- 自然と触れ合うようにする
- ゆっくりお風呂に入る
- 人と話す
- 小説を読む
とったものは効果が高いことが実証されているので、試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
労働者の6割はストレスを感じており、主なストレスの原因としては、仕事の質・量、仕事の失敗、責任の発生、人間関係などがあることが分かりました。
ストレスを感じている人が多数派ということは、ストレスを感じないという方が珍しいということです。働く上でストレスは避けられないものなのかもしれません。
環境を変えることが難しい場合は、ストレス解消をすることを考えるようにしましょう。
自分なりのストレス解消法をもっていると、心に余裕がでてきます。
運動はストレス解消効果が高いので、特にオススメです。
コメント