
日本人は内向的で不安を感じやすい人が多い傾向があるので、会話を苦手だと感じている人も多いと思います。私自身、会話が苦手で知らない人と話すが苦痛で仕方ありませんでした。
ただ、会話するときに少しだけ質問の仕方を意識するだけで、ある程度会話を続けられるようになってきたので、その方法をご紹介します。

質問のテクニックを覚えると会話が続くようになるよ!
相手の話に共感する
まず、会話が苦手な人は話を聞くところから始めなければなりません。
基本的には、人は話を聞いてもらいたいものです。
相手が自分から話してくれる時には、耳を傾けて共感を示すことが大切になります。
例えば、「最近、残業が多いんだよね」という話をされた場合には、
- 大変だということに共感してほしい
- 残業が多くなっている原因について聞いてほしい
ということが、考えられます。
深くうなずくなどのリアクションを取りながら、「残業が多いと、大変ですよね…」など、相手の気持ちに共感するようにしましょう。
一度、共感する言葉をかけた後に、聞いてほしそうなことについて質問をなげかけると、相手から話をしてくれることが多いです。
相手の興味のあることについて質問する
普段無口だという人も、自分の好きなことなどについて質問されたりすると、ついつい話過ぎてしまったという経験がある人も多いのではないでしょうか。
相手の趣味や好みが分かっているのであれば、興味のありそうな質問をなげかけてみましょう。
相手が読書をするのが趣味という人なら、
- 最近、面白かった本はありますか?
- オススメの本とかってありますか?
のような直接的な質問をしても良いですし、
- 本ってどうやって探しているんですか?
- 紙派ですか?電子書籍派ですか?
- 中古の本も買ったりしますか?
など、読書をするまでの過程の部分も想像すると、質問のネタも自然に増えます。
好きなことについて聞かれて悪い気をする人はいません。
積極的に質問していきましょう。
フォローアップクエスチョンを活用する
質問をした後には、フォローアップクエスチョンと呼ばれる、
「相手の話したこと」+「質問」の形で会話を続けていきましょう。
趣味を聞いた答えが、読書をするといった回答の場合は、

「読書をするのが好きなんですね」+「どんなジャンルの本を読むんですか?」

「ミステリー小説を読むのが好きです」

「ミステリー小説がお好きなんですね」+「好きな作家さんとかいるんですか?」
といったように、質問を深堀りしていくという方法です。
最初の相手の言葉を繰り返すところで質問も考えられるので、
話が途切れれることが少なくなります。
質問を復唱しながら次の質問を考えるようにしましょう。
自己開示をする
フォローアップクエスチョンに慣れたら、次は少しだけ自己開示を入れるようにすると共通点を伝えることができ、早めに仲良くなれると思います。
「相手の話したこと」+「自己開示」+「質問」
例えばですが、先ほどのように相手が読書好きの場合、

「読書するのが趣味です」

「読書をするのが好きなんですね」+「私も本読んだりするのが好きなんですよ」+「どんなジャンルの本を読むんですか?」

「ミステリー小説を読むのが好きです」

「ミステリー小説がお好きなんですね」+「私も少しだけ読んだりします」+「好きな作家さんとかいるんですか?」
といった感じで一言だけ自分の情報も混ぜておくと、
質問しながら自分の印象も与えることができます。
ちなみに、自分の話ばかりするのはNGですので、そこには気を付けてください。
まとめ
話すのが苦手でも会話を続けることのできる、フォローアップクエスチョンという会話術について、ご紹介をしました。
どうしても会話が苦手であれば、相手の話に共感するところから始めると良さそうです。
ちなみに、質問のテクニックについては私も実践してみてはいますが、すぐに習得とはいかないというのが正直なところです。(コミュ障タイプなので)
ただ、こういったテクニックを知ってから、少しずつではありますが会話に困ることは減ってきています。
私の場合は、一人参加が可能な街コン・婚活パーティーに何回も参加したら、だんだんと話せるようになってきたので、苦手な環境に飛び込んで、慣れてしまうのも一つの手かと思います。
※以下は街コンに初参加したときのレポートです

慣れるまでは難しいけど、試してみる価値はあります!
●参考文献
野口敏(2009)『誰とでも 15分以上 会話がとぎれない!話し方 66のルール』すばる舎
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