
この記事を読んでいるということは、資産運用をしている人かこれからしようと考えている人のどちらかだと思います。
資産運用をしている人または始めたい人にとって、資産運用で出来ることを明確にしておくことは、非常に重要なことになります。
まずは、「資産運用をする目的ってなに?」という疑問にお答えするので、資産運用を始めるための一歩を踏み出してみましょう。

資産運用で出来ることを紹介します!
資産運用をする目的
①資産を守る
資産運用と聞くと増やすほうを想像する人も多いですが、資産を守るという意味合いもあります。
預金していれば安全と考えている人も多いですが、インフレが起きると「現金の価値が下がる≒預金しているお金の価値が下がる」ことになるので、今まで頑張って貯金したお金が実質減っていることになるのです。
例えば、150円で買えたものが将来200円以上を出さないと買えなくなってしまうというイメージですね。
2000年以降の日本は物の値段が下がるデフレ傾向にあったため、預金=安全というイメージを持っている人が多いのですが、現在は日銀が年2%のインフレを目標とする政策をとっています。国の政策に反して預金だけに一点掛けをしているような状況は得策とは言えません。
インフレ | 物価が上がる ⇒株や不動産の価値が上がる | 現金の価値が下がる |
デフレ | 物価が下がる ⇒株や不動産の価値が下がる | 現金の価値が上がる |
株式などの資産はインフレ時には値上がりするといわれているので、現金と株式を適度に持っておくことで、どちらに転んでも大きく損をしないようにすると良いでしょう。
インフレへの対策だけなら変動型の国債でも十分ですが、せっかくなら収益力のある株式の検討をオススメします。
②資産を増やす
みなさんご存知の通り、今の日本では金利が低すぎて預金だけではお金を増やすことができません。(物価は上がってないので損はしていませんが)
それでは、株式に投資した場合を例に、どれぐらいのお金が増やせる見込みがあるのかを確認していきましょう。
今回は例として、200万円ほど余剰資金があり、それをリスク資産である株式に全額あてるとします。
株式投資の利回りとしては、約5%の期待値(リスクプレミアム)があるといわれておりますので、年利5%を複利運用した場合の成績を以下のグラフにしています。

グラフから分かるように、10年後:320万円、15年後:410万円、20年後:530万円と15年後には元金の2倍以上にすることも期待できます。
預金だけをしているのはもったいないと分かるのではないでしょうか?
ただし、上のグラフのようにきれいに毎年5%増えるというわけではありません。
-10%になる年もあれば、プラス15%になる年もあり、平均するとプラス5%程度になるという考え方です。
この変動するリスクをとることで、その見返りとして年5%の利益が期待できるということですね。
低い確率ではありますが、資産が1年で30%ほど減ってしまうこともあります。
長期で考えるとプラスになる確率が高いので放置しておけば良いのですが、不安になってしまう人も多いです。
投資をするにはそれに耐えるメンタルが必要になることは覚えておきましょう。(そもそも見ないようにしなければ気にする必要はありません)
資産を増やしてどうする?
正しく資産運用をすれば、資産を守って増やせる可能性があることを説明しました。
続いては、増やした資産を何に使えば良いのか考えていきましょう。
もちろん、人それぞれ何に使いたいかは違っていて、
- 老後の資金を確保したい
- 子供の学費にあてたい
- 旅行に行きたい
- 美味しいものを食べたい
など様々だと思います。
結論を言うと増えたお金を何に使うかは、自由に決めてOKです。
資産運用とはいっても、所詮はお金を増やすという手段でしかありません。資産運用で得たお金であろうと働いて得たお金であろうと、自分がこれだと思うものに使えば良いでしょう。
まとめ
資産運用をすることで、
- 資産を守る
- 資産を増やす
ことが期待できることをご紹介しました。
最後に一つお伝えしておくと、資産運用をすると少しだけ心に余裕がでてきます。
200万円を資産運用して平均して毎年10万円ほど収入が増えるとします。
資産運用をしていない同僚と全く同じ生活をしていたとしても、あなたは年に1回は旅行をする余裕があるのです。
普段は今までと同じような生活、でも少しだけ周りよりも余裕がある生活。
ぜひ、一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

資産運用はこわいものではありません。
正しいやり方を覚えれば人生の役に立ちます!
堅実な資産運用の方法については、これから記事にしてく予定です。
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