アクティブファンドがインデックスファンドに勝てない理由【投資のプロは平均以下の成績!?】

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投資初心者であればインデックス投資がオススメという話をしていますが、中にはインデックス投資は市場の平均の成績になるだけなので、「成績が良いアクティブファンドを選んだ方が良いんじゃないの?」と考える方もいらっしゃると思います。

今回は、アクティブファンドとインデックスファンドの違いを整理しながら、なぜインデックスファンドをオススメしているのかを解説していきたいと思います。

アクティブファンドはインデックスファンドに勝てそうなイメージがあるけど、実際のところは難しいみたい!

アクティブとインデックスの違い

アクティブファンド

ファンドマネージャーが市場の平均以上の成績を出そうと運用するタイプ。

あるテーマに特化しているものなど、多様なファンドが存在します。
平均以上を目指して、企業の分析や売買回数に多くのお金かけるため、コストが高いという特徴があります。

例:ひふみプラスなど

インデックスファンド

日経平均やTOPIX等の指数と連動して市場の平均を目指すタイプ。

基本的に全ての株を買って市場平均と連動させるため、個別銘柄の選別する必要がなくコストは安くなるという特徴があります。

例:eMAXISSlim国内株式など

アクティブファンドの問題点

パフォーマンスが低い

アクティブファンドは市場平均以上を目指すことを目的としているため、インデックスファンドよりもパフォーマンスが高いとイメージする方も多いかと思います。

「敗者のゲーム」の著書であるチャールズ・エリスによると、すでに市場の95%は機関投資家の取引とされており、プロの投資家同士で戦った結果が市場平均となるため、コストをかけないことが非常に重要とのこと。

アクティブ運用の手数料などのコストや、大型取引の市場インパクトなどを差し引けば、運用機関の成績は今後とも市場平均を下回るだろう」との見解を述べています。

実際のところ、アメリカの2007年までの調査では、年間成績では6割、10年では7割、20年では8割のマネージャーが市場平均(インデックスファンド)に負けています。

高いパフォーマンスは偶然の可能性が高い

過去に成績が良かったファンドは、平均以上を期待できるのではないかと思うかもしれませんが、そもそも良い成績が出せたのは偶然という可能性があります。

バンガード社の(2019)の調査レポートによれば、過去5年で上位20%の成績を上げたファンドのうち、次の5年間でも上位20%になったのは約15%となり、半数のファンドは次の5年で下位20%に落ち込むか、ファンドそのものがなくなっているようです。

このことから、成績が上位のファンドを選んでも、半数近くは成績が急激に悪化するかファンド自体が消滅することになります。

そもそも、優秀なファンドを選ぶということ自体が困難であることは明白です。

アクティブファンドがインデックスファンドに勝てない理由

コストの高さ

アクティブファンドがインデックスファンドに勝てないとわれている最大の原因がコストの高さです。

信託手数料は利益を出しても出さなくても一定の割合で差し引かれていきます。

インデックスファンドが0.3%、アクティブファンドが1.5%の手数料だとすると、アクティブファンドはインデックスファンドの5倍も手数料を払っていることになります。これは、アクティブファンドを選ぶことで、市場に参加するための参加料を多く払っていると考えることが出来ます。

例えば、市場に100のファンドがあるとすると、インデックスファンドの成績は平均になるので、成績自体は50位周辺になります。アクティブファンドは、1~100位のどれになるかは分かりません。

ただし、アクティブに取引をしている人は、参加料(手数料)を多く支払っています。
参加料を余分に払っていることにが原因で、長期になるほど手数料分だけ全体の成績が落ちていきます。

そのため、インデックスファンドの相対的な順位が上がり、平均的な成績でも長期的には20位~40位に入ることが出来てしまうというわけですね。

まとめ

ファンドには大きく分けてインデックスファンドとアクティブファンドがあることをご紹介しました。

  • インデックスファンド:市場平均を目指していてコストが安い
  • アクティブファンド:市場平均以上を目指していてコストが高い

アクティブファンドの平均的な成績はインデックスファンドに劣っており、その理由として考えられるのは、コストの高さということになります。
そのため、可能な限りコストを抑えた投資をすることが重要となります。

堅実な運用をしたいのであれば、インデックスファンドをオススメします。



●参考文献

チャールズ・エリス(2015)『敗者のゲーム〈原著第6版〉』日本経済新聞出版社

山崎元、水瀬ケンイチ(2015)『全面改訂 ほったらかし投資術』朝日新聞出版

バンガード社(2019)『The case for low-cost index-fund investing』
https://personal.vanguard.com/pdf/ISGIDX.pdf

Fama and French(2010)『LuckvSkill』
http://mba.tuck.dartmouth.edu/bespeneckbo/default/AFA611-Eckbo%20web%20site/AFA611-S8C-FamaFrench-LuckvSkill-JF10.pdf

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