株のデイトレードで勝てない理由と利益を出すコツ【デイトレ銘柄の探し方も紹介!】

デイトレードときくと、沢山のディスプレイを見ながら取引をしているイメージがありますが、実際にはアプリなどでも素早く取引できるようになったため、誰でも簡単にデイトレードが出来る時代になりました。

デイトレードはやり方を間違えてしまうと、損をする可能性が非常に高くなります。

この記事では、「デイトレードで全然勝てない…」という悩みがある人向けに、デイトレードで利益を出せない理由と利益を出すコツについてご紹介したいと思います。

デイトレードとは?

念のため解説しておくと、デイトレードというのは1日の中で何度も取引ををして利益を出そうとする手法のことです。例えば、株を朝の寄り付きで買って、その日の引けに株を売って株を次の日に持ち越さないというような取引をすることです。人によっては、1日のうちに数十回も取引をする人もいます。

短期売買になるため、ファンダメンタルズよりもチャート分析などに力を入れる人が多いようです。

デイトレードで勝てない理由

残念なお知らせではありますが、デイトレードをしていると、以下の理由から損をしやすいことが分かっています。

  • 理由①:取引コストが高い
  • 理由②:日中に株価が下がりやすい
  • 理由③:アルゴリズム取引の増加

理由①:取引コストが高い

デイトレードをする人は、1日に数回の取引を実行します。

手数料が比較的安いSBI証券(アクティブプラン)で契約をしている場合でも、約定代金が50万円までだと429円、100万円までだと762円、それ以降は100万円追加につき400円プラスの取引手数料が取られます。(2019/12/01時点)

例えば、寄りつきで50万円分の株を買って、引けで50万円で売るを約1年(240日)取引したとすると、762×240=182,880円の手数料になります。 毎日 2回の取引をするだけでも、利益とは別に18万円を払う必要があります。

株式のリスクプレミアム(平均利回り)が5%程度ということを考えると、平均的な成績では3600万円以上を運用してようやく手数料とトントンになります。(これでようやくスタート地点)

このように頻繁に取引をすることで手数料を余分に払っている人は、手数料以上の利益を出すのは困難なことは明らかです。(頻繁に取引しなければ利益が出ていたという話はよくある)

理由②:日中に株価が下がりやすい

デイトレードを実践している人は、寄りで株を買って、引けまでに売ろうとする人が多いのですが、最近は日中は株価が下がり、夜間は株価があがりやすい傾向があります。

出典:三菱UFJトラスト投資工学研究所(2015)『実践 金融データサイエンス 隠れた構造をあぶり出す6つのアプローチ』日本経済新聞出版社

上記のチャートから分かる通り、日中のリターンは夜間に比べて圧倒的に悪いので、損をしやすい状況にあるといえます。 日中に買いで利益を出そうとするのは、非常に難しいです。

理由③:アルゴリズム取引の増加

近年は、コンピュータが注文を実行するアルゴリズム取引が多く、ポジティブな材料発表があれば瞬時に株価が上昇するなど、情報の開示から株価反映までのスピードが非常に早いです。そのため、ニュースやイベントを利用したスピード勝負で利益を出すのは難しいと考えられます。短期であればあるほど、コンピュータが有利なのは言うまでもありません。

デイトレードのコツ

「デイトレードは損をしやすいんだよ!」ということを伝えてきましたが、可能性が無いわけではありません。ここからは、デイトレードで利益を出せそうな方法について紹介していきます。

  • コツ①:手数料を徹底的にカットする
  • コツ②:夜間のみ株を保有する
  • コツ③:空売りをする

コツ①:手数料を徹底的にカットする

まずは、手数料対策をしなければ、利益分を手数料で吹き飛ばしてしまうことになります。

幸いなことに、ここ最近は手数料の安さを売りにしている企業も多いので、手数料が最低水準のところを使うと良いでしょう。スマートフォンのアプリで取引可能なストリーム(STREAM) は、手数料が0円なのでデイトレをしたい人は登録必須です。(後続のコツは手数料が0円だと有効性が高い)

コツ②:夜間のみ株を保有する

先ほど、日中は株価が下がりやすいという情報を紹介しましたが、逆にいえば夜間には株価が上がりやすといえます。なので、デイトレを「寄り付き(9:00):買い」⇒「引け(15:00):売り」ではなく、「引け(15:00):買い」⇒「翌日の寄り付き(9:00):売り」に逆転させることで利益を出しやすくなる可能性があります。いわゆるオーバーナイトトレードという手法で、売買頻度が高く手数料の影響が大きい戦略でしたが、手数料が0円であれば十分機能するでしょう。

夜間のギャップアップを狙うことになるので、一日の下落率が高い銘柄(業種内でも特に下落している)を買い付ける逆張り戦略が有効そうです。下落率が高い銘柄はヤフーファイナンスの値下がり率ランキングなどを参考にするとすぐに探せます。

https://info.finance.yahoo.co.jp
株式>株式ランキング>値下がり率

例:値下がりランキング上位、PER14倍以下、自己資本比率が50%以上の銘柄

コツ③:空売りをする

少し上級編になりますが、空売りをすることで 「寄り付き(9:00):買い」⇒「引け(15:00):売り」 でも利益が出しやすくなります。値動きが大きい景気敏感株、ボラティリティが高い銘柄などは日中に株価が下がりやすい傾向にあるので、空売りで利益を出しやすい銘柄だと考えられます。

また、株価には一定の周期性があることも多いので、過去の傾向を確認して日中に下がる傾向があるかを調べておくと、より安定的に利益を出せると思います。

例:ベータ値が1.4以上、過去2週間で寄りが高く引けにかけて下がる傾向の銘柄

まとめ

デイトレードは、統計的には損をしやすいことが分かっていますが、その理由さえ分かっていれば、やり方を工夫することで利益を出せるようになると考えられます。空売りはやや上級向けの手法なので、初心者であればオーバーナイト戦略あたりから試してみると、コツをつかみやすいでしょう。

短期トレードはコンピュータ取引が活発になるほど、有効性が低下する可能性が高いので、いっそデイトレードをやめて長期的な投資方法にシフトするのも1つの手です。私自身、普通の会社員であり時間をかけたくないので、デイトレードのような短期取引よりも、中・長期的な投資をすることが多いです。(取引にかける時間も極力減らすことができる)


●参考文献

三菱UFJトラスト投資工学研究所(2015)『実践 金融データサイエンス 隠れた構造をあぶり出す6つのアプローチ』日本経済新聞出版社
NTTデータ・フィナンシャル・ソリューションズ先端金融工学センター (2018)『アルゴリズム取引の正体』きんざい

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