個人投資家の成績はどれぐらい?【過半数が損をしているという事実】

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みなさんは、個人投資家の成績はどれぐらいだと考えているでしょうか?

個別株投資が非常に難しいことはなんとなく分かると思いますが、簡単に大儲けできるという幻想を持っている方もたまにいらっしゃいます。

個人投資家の成績がどれぐらいなのかを知っておくことで、投資がいかに難しいものなのかは理解しておきましょう。

個人投資家の成績はかなり悪いみたい….

個人投資家の成績はどれぐらい?

投資助言会社の調査

個人投資家の成績については、証券会社も出すのがためらわれるのか、信頼性のある情報は出回っていないのが実情です。

しかし、「富裕層のNo.1投資戦略」の著者である高岡壮一郎さんが、投資助言会社で実施した調査結果を公表しておりました。

累計投資金額が300万円以上の国内在住の個人投資家(20歳以上の男女)1000人を対象に2012年に富士経済研究所の協力の元、筆者が経営する投資助言会社ヘッジファンドダイレクト株式会社が調査したものである。その結果は以下のようなものである。

①投資家の7割は通算損益でマイナス。通算損益平均額はマイナス525万円
②投資信託の平均損益率はマイナス30.7%
③株式投資家の7割は失敗し、半値以下に損をしている

すべての金融商品を合算した通算損益で、利益を出している個人投資家は全体の20.6%に過ぎず、損をしている層が72.4%だった。

引用:高岡壮一郎(2017)『富裕層のNo.1投資戦略』総合法令出版

上記の調査結果によると、日本の個人投資家は7割以上が損をしているという調査結果となっており、個人投資家は厳しい状況にあることが分かります。

2012年実施のアンケートなので、その後のアベノミクス効果により、利益を出している人は増えていると予想できますが、個人投資家の平均的な成績を知る目安にはなるかと思います。

個人投資家へのアンケート調査

他にも、2018年には松下誠さんが、メルマガ読者およびスクールの卒業生へのアンケートを結果から、個人投資家の実績を公表してくれています。

2018年個人投資家実績報告|まこと投資スクール株式会社

そのアンケート結果によると、株式投資の通算成績は損失:61%、利益:39%とやはり損失を出している人の方が多いようです。

また、アンケートに答えている人はまだ株式市場に残っている人が解答をしているため、もっと損失の割合が大きくなるであろうとの見解を示しています。

過半数以上の投資家は損失を出しているという見立ては正しそうな気がしますね。

ネット上だと投資に成功している人は多い?

個人投資家の過半数は損をしているというわりには、SNSやブログなどで、投資に成功している人がたくさんいるイメージがありませか?

投資関連のアカウントを検索してみると、並外れた成績を残している人が多いと感じます。

個人的には、以下の理由で成功している人が多く感じるだけだと考えています。

①成績を公開している人に偏りがある

そもそも、損をしている人は成績を公開をしていないという可能性があります。

損をしている状態だと、公開したくないという心理が働くのは容易に想像がつきます。
そのため、成績を公開しているのは成績が良かった人だけに偏っており、生存者バイアスがかかっている可能性があります。

②嘘の成績を公開している

SNS上で多いと思われるのが、嘘の成績を公開しているという可能性です。

フォロワーの獲得や情報商材を売りつけるために、嘘の成績を公開して信用させようとすることがあります。そもそも、プロの投資家も含めた市場平均が年率5%程度なのに、1年で2倍以上に増したなどという情報は疑った方が良いです。

③たまたま良い成績を残せた

良い成績を残している人もいますが、たまたま良い成績を残しているという可能性もあります。

コインを投げて連続して表を出せる人がいるように、一定数は実力が無くても、たまたま勝ててしまうものです。他にも、アベノミクスなどの上昇相場のように、どの銘柄を買っても値上がりをしていた時期に、レバレッジをかけて増やしたという人もいると思います。

運や相場が良かっただけの人の情報をうのみにすると、痛い目に合うことになります。
参考にしたい人が実力をともなった成績なのか、自分自身の考えで判断する必要があるかと思います。

投資成績を良くするには?

損している人が多いことは分かりましたが、損をしないためにはどうすれば良いのかを考える必要があります。

投資成績を良くするには、大まかに2通りの方法があると考えています。

①インデックス投資を行う

個別株投資をしている人には元も子もない話となってしまいますが、インデックス投資をすることが一番の近道です。

海外株式に分散したインデックス投資は長期にわたって右肩上がりとなっており、何十年間も機能し続けている非常に優れた投資方法となっています。

成績は市場平均となりますが、個人投資家の成績は市場平均を大きく下回っているので、それだけでほとんどの個人投資家を上回る成績をおさめられるでしょう。

私も個別株だけではなく同時にインデックス投資も実践しています。

②自分の投資戦略を確立する

市場平均に勝てるよう、自分なりの投資戦略を考えて投資を行うという方法です。

考えた投資方法が市場平均に勝てないようなら、時間を割いてまで個別銘柄を分析する意味はありません。(インデックス投資をした方が良い)

市場は機関投資家とよばれるプロの取引が多く、継続して利益を出すことは非常に難しいことは、 個人投資家で損をしている人が多いことからも明白です。

世界中のエリートと呼ばれる人たちがこぞって取引をしている中で、楽に利益を出せるわけがないので、必死に勉強して投資戦略を身に着ける必要があります。

それでもやりたい人だけ、個別株投資などに挑戦することをオススメします。

まとめ

個人投資家の投資成績は過半数がマイナスとなっており、利益をだしている人自体が少ないということをご紹介しました。
インデックスを大きく下回った成績となっているため、自身で個別株を取引するよりもインデックス型の投資信託に切り替えた方がうまくいくという人も多いかもしれません。

ただ、個人的には個別株で勝負してみるのもアリだと考えています。

個別株に投資することで日本の企業を知れたり、自分なりの投資戦略を考えたりと趣味としても楽しめます!
経済に興味を持つきっかけにもなるので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?

今後は個別株についての情報も紹介していく予定です。



●参考文献

高岡壮一郎(2017)『富裕層のNo.1投資戦略』総合法令出版

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